人気ブログランキング | 話題のタグを見る

東京鉄道遺産41 南千住の大踏切跡

 常磐線南千住駅の南方に、開かずの踏切として有名な踏切があった。
 南千住駅の東側に隣接する隅田川貨物駅に発着する長い列車や、入換作業で長時間踏切が遮断されたためだった。
 現在、道路は線路の下をくぐり、歩行者は線路を跨ぐ歩道橋を通り、完全に立体化されている。
東京鉄道遺産41 南千住の大踏切跡_b0338976_05275522.jpg
 この踏切跡が、「東京鉄道遺産100」(雑誌「東京人」2012年3月号特集記事)の「踏切」の部で認定された。

 踏切跡と言っても、それを示すものは何もない。線路の下を車が走り、人は歩道橋を通ることで、過って踏切があったと思わせている。

 上写真は、線路の北側(駅表口側)からみた地下化された道路。
 下写真は、線路の南側(貨物駅構内側)からみた歩道橋。 
東京鉄道遺産41 南千住の大踏切跡_b0338976_05342200.jpg
  

東京鉄道遺産41 南千住の大踏切跡_b0338976_05345197.jpg
 上写真は隅田川貨物駅構内。
 この駅は貨物専用駅でコンテナの貨物の取り扱いをしており、首都圏における東北・北海道方面との貨物輸送の拠点としての役割を担っている。
 入れ替え作業中の機関車の横には「Hy Brid」と書かれていた。

東京鉄道遺産41 南千住の大踏切跡_b0338976_05483096.jpg
 入換作業をするそばを、隅田川駅を発車したコンテナ列車が出てゆく。松戸駅から武蔵野線を経由して、品川区の東京貨物ターミナル行きの74列車のようだ。
 
東京鉄道遺産41 南千住の大踏切跡_b0338976_06110289.jpg
 歩道橋の上から入れ替え作業の様子がよく見える。
 歩道橋を通る人も足を止めて見ている。また、子供も喜んで見ていた。

東京鉄道遺産41 南千住の大踏切跡_b0338976_06130493.jpg
  かっての踏切の前には飲み屋が多かったらしい。踏切を長いこと待つ間に、ふらっと飲み屋に入った人が多かったという。
 その名残か、今も飲み屋が残っている。

 開かずの踏切有名だったこともあり、イライラしながら待っている様子が、よく映画に出ていたという。







 







by ken201407 | 2018-11-30 16:06 | 東京鉄道遺産

徒然にデジカメで撮った写真を掲載します。


by ken201407
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31