東京鉄道遺産37 道灌山トンネル跡
2018年 11月 13日
山手線の駒込駅と田端駅の間に、道灌山トンネル跡の遺構がある。それが、「東京鉄道遺産100」(雑誌「東京人」2012年3月号特集記事)の「トンネル」の部で認定されている。
右の電車は山手線。左端に見える線路が山手貨物線で、大きく円を描くように曲がって山手線の下に入っていく。 上写真のクロスする部分を駒込駅側から撮影。上が山手線、下の山手貨物線はここからトンネルで上中里駅へ向かう。
トンネルそのものは埋まって、煉瓦造りの坑門部分の上部がわずかに見える程度だ。
場所は、北区田端6丁目の山手線を跨ぐ富士見橋の下にある。
明治36年(1903)ころつくられ、約10mの長さがあったという。
山手貨物線の駒込~上中里間がつくられたとき、山手線の線路が数十メートル北へ移った。その時に廃止されたそうだ。
富士見橋の上から駒込方面を望むと、山手線と山手貨物線のクロスするのが見える。
山手貨物線が曲がらずまっすぐ進むと道灌山トンネルに入っていきそうな感じがした。
大きな山でもないようだが、こんなところにトンネルがあったとは・・・。
by ken201407
| 2018-11-13 05:39
| 東京鉄道遺産