東京鉄道遺産3 城東電気軌道(都電38系統)跡


 城東電気軌道(都電38系統)跡は、廃線跡の部で「東京鉄道遺産100」に認定されている。

 現在の江東区亀戸6丁目付近(JR亀戸駅東口近く)から東陽3丁目付近(東京メトロ東西線東陽町駅近く)までの区間を走っていた城東電気軌道砂町線(後の都電38系統)の廃線跡がリストアップされた。

 城東電気軌道は、大正2年(1913年)に設立し、大正10年(1921年)1月に水神森・小名木川(大島一丁目)区間の砂町線を部分開通した。
 昭和4年(1929年)に水神森~洲崎間の全線4.6㎞を開通した。
 竪川通と南砂町付近には専用軌道があった。 

 その後に、昭和17年に東京市営、同18年7月に都営となった。

 城東電気軌道の砂町線は都電38系統として、錦糸堀車庫前(JR錦糸町駅付近)から日本橋までの区間となった。

 昭和30年代の高度成長期から自動車交通の発達により赤字経営となった。その結果、昭和47年(1972年)11月12日に、全区間が廃止された。
 
 専用軌道区間は、亀戸・大島緑道公園、南砂緑道公園に、竪川専用橋は歩行者・自転車専用橋として整備された。


◎ 亀戸緑道公園、竪川人道橋、亀戸緑道公園
 亀戸緑道公園は、水神森から竪川人道橋までの区間をいう。
 
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 水神森側の亀戸緑道公園の入口。
 「亀戸・大島緑道公園九五〇m」の標識柱がたっている。

 
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 竪川の軌道専用橋は、歩行者・自転車専用橋にかわった。その路面にレールが敷かれている。
 このレールの一部は、「25系統」の亀戸九丁目使われていたものという。
 レールの奥に車輪のモニュメントと説明の案内板がある。

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 29系統とは一部区間で競合していた。
 車輪は写真等を参考にして作られたというオブジェ。

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 竪川は河川敷公園として整備されており、緑道公園の結節点「うるおいの橋」として景観整備している。

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 竪川人道橋を渡ると、大島緑道公園になる。途中、新大橋通をはさんで明治通まで続く。

 亀戸緑道公園、大島緑道公園は、江東区のさくらの名所でもある。



◎ 南砂緑道公園
 大島緑道公園からここまでは道路(明治通)との併用区間だった。
 
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 公園に入ってすぐ、頭上に小名木川支線(貨物線)の橋梁が架かっている。
 鉄道橋の下をくぐると左手に、都電の車輪とレールが展示されている。

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 南砂緑道公園も江東区の桜の名所で紹介されている。

 公園は、汽車製造株式会社の跡地(現UR南砂二丁目住宅)の外周を回り込み永代通の出る。


 都電38系統の廃止後は、都営バス「都07系統」が代替交通手段になっている。いまは、利用者も多く、便数も多い区間となっている。



 南砂緑道公園については、当ブログの2016年10月21日更新「南砂緑道公園を歩く」( https://ken201407.exblog.jp/26295223/ )で紹介しているので、参考でご覧いただければ幸いです。


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by ken201407 | 2018-06-27 23:09 | 東京鉄道遺産 | Comments(0)

徒然にデジカメで撮った写真を掲載します。


by ken201407
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